パパ育(という名のプチケンカ)
先日、パパがいつもより早く帰ってきました。
そして一緒にご飯を食べて、とそこまではよかったのですが。
「ぷぅ」
とパパがおならをしました。
「パパーおならしてないね?ママしたね!」
とうれしそうに言うよつばちゃん!!!
以前から、パパはおならをするたびに
「パパじゃないよー。ママがしたんだよー」
とよつばに刷り込もうとしていました。
そしてとうとう、よつばが覚えたよーと成果を嬉しそうに報告したのです。
これには私は怒り心頭、般若の顔になりました。
その後はパパにひたすら怒りました。
でもパパも負けていません。
「ママだって、よつばの前でパパを叱っていいの?よつばが学習しちゃうよ?」
と切り返してきました。
ぐぬぬぬ。パパめ、知恵をつけてきたな!
「そ、それは・・・(しぶしぶ)これから気を付ける」
とここでよつばの様子が気になりました。
「・・・(・_・)」
↑のような顔の途方に暮れたよつばをみて、ふたりとも慌てて仲直りをしました。
そもそも子どものコーチングの本を読もうと思ったきっかけはよつばではなく、パパです。
いまでこそ、
「よつばちゃん、大好き(はぁと)」
「パパと手つなごー?つないでくれないの?パパ泣いちゃうよ?」
「パパをなでなでしてー?ぎゅってしてー?」
と、とてもよつばちゃんにデレデレなパパですが、最初のころは本当にひどかったんです。
どれくらいかというと
「懐いてくれないよつばなんていらない!」
「おれに懐かないなんておれの子じゃない!」
など、もっとひどいことも毎日言っていました。
いずれ手が出ちゃうんじゃないかとも思っていました。
そんなひどい言葉をよつばに聞かせたくなくてほぼ毎日ケンカばかりしていました。
まあ、今にして思えば、ツンデレですね。分かります。
パパの言葉の端々に「もっとよつばちゃんに好かれたい」という気持ちがあふれていました。
よつばがまだまだ小さくて受け止めきれなくて、パパはそれがつらくてそんな言葉がでてしまったんですね。
この時、私はどうしようもなくなって、思わずばぁばに相談しました。
でもそのまま伝えるとばぁばが倒れちゃいそうなので、オブラートに包むのは忘れません。
「ママはね、よつばちゃんがおなかの中にいた期間だけ先輩なんだよ。でもパパはよつばちゃんの年の分しかパパ歴がないから不安や分からないことが多くなるのは当然」
「まだよつばちゃんが小さいからパパに上手く歩み寄れないけど、そのうち大きくなったら絶対にパパになつくから安心して!うちのお父さんのときもそうだったから心配ないよ」
と言ってくれました。
その言葉がどれほど私を励ましてくれていたか・・。
その日からパパがひどいことを言っても
「懐かなくて本当につらいよね。でも大きくなったらパパに絶対懐くから!大丈夫だよ!」
って言いながらパパをなでるようになりました。
もちろん子育てコーチングの本から
「兄弟ゲンカしたら上の子どもに我慢させるのでなく、意見に同意すること」
「抱きしめてあげること」
を取り入れました。
パパは上の子ども扱い(笑)
最初は私も半信半疑でしたし、
「絶対によつばはパパに懐かない!!」
ってパパはいつもいじけてましたし、道は険しかったです。
でもいつからでしょうか。
パパが仕事に行って居なくなると、パパを探すそぶりを見せ始めました。
手を短い時間だけどつなぐようにもなりました。
どうやらよつばちゃんもパパに似てツンデレだったみたいです。
本当はパパと居たいけど恥ずかしかったようでした。
徐々によつばとパパのいる時間が増えていき、二人のコミュニケーションも格段に増えていきました。
今のパパはよつばにデレデレで、たまにツンしてよつばを泣かしてますし、よつばもパパ、パパって言いながら、手つながない!ってパパの心を上げて落としてますし。
うわー、似たもの親子ー。
パパ歴ももう2年半、ママは先輩風を吹かしてパパ育を続けようと思います。