交通事故とトイレとメタメッセージ 養老孟司さんの『 「自分」の壁 』を読んで①
最近、うちの会社内で交通事故が多発しているそうです。
交通事故をどこかの部署がやったと毎月6・7件は来るようになりました。
昔よりも事故に対して敏感になっているというか、交通事故件数をオープンにしてメリットがあるのかなぁとずっと違和感を感じていました。
じゃあ去年よりも増えているかというとそんなに変わってないそうです。
でもなんとなくみんなで口をそろえて、
「事故が最近多いよね」
って話すようになってました。
でもうちの部ではまだ誰も事故を起こしてないらしく、誰も一番になりたくないのか、先月は誰も事故を起こしませんでした。
養老さんによると、気が付かないうちにメタメッセージを受け取っているからだそうです。
悪いニュースが続けば、「増えているかも」って書いてもないのにそう思い込むという・・・。
身近な例でいうなら、スーパーや薬局のトイレですね。
トイレに座ると必ず貼ってある、あの紙。
「いつもキレイにご利用いただき、ありがとうございます。」
ついつい読んでしまうんですが、これも一種のメタメッセージが含まれているっていつか聞いたことがあります。
「いつもキレイにご利用いただき、ありがとうございます。」
⇒(他のみんなもキレイに使ってるよ?)
と勝手に深読みしてしまうそうです。
それを読んで、
「だからうちの部は誰もまだしてないから事故が起こしにくくて、ほかの部署は事故が多発するんだ・・・」
と納得してしまいました。
事故があってもオープンにするのをやめれば減るかもしれないですね。
一度実験してみたいなあ。