「沈みゆく大国 アメリカ」 堤 未果 著 を読んで、子どもの未来を考える
本を読んだその日、怖い夢を見てしまいました。
それくらい、この本の内容は怖かった・・・。
アメリカのことは、最近、オバマケア(皆保険制度)が出来た、とか、オバマさんの支持率がじりじり下がってて大丈夫かな?とか、結構好意的なことを考えていました。
この本にはオバマケアの導入のその後が、描かれていました。
保険証を握りしめて、お医者さんの目の前で治療を受けられずに亡くなったシングルマザーが居ました。
前もってお医者さんに連絡もしていたにもかかわらず、どこも受け入れてくれないまま、痛みに泣き叫ぶお母さんをおばあさんが病院に連れて行って、そして何もできずに看取ったんだそうです。
しかも悪化させた盲腸で・・・。
もうそのページ以降が読めず、
「残された子供は?目の前で自分の子供を失ったおばあさんは?
もし、よつばちゃんと私だったら?」
と思うと胸が張り裂けそうでした。
日本では考えられない世界でした。
アメリカではもうそれが日常茶飯事になってしまっていたのです。
日本って色々あるけど、幸せな国なんだなあと思ったほどでした。
でも日本もいずれそうなるだろうと、むしろすでに始まっているんだと本の最後に書いてありました。
もしよつばちゃんが大きくなったときそんな国になっていたら・・・。
まだ小さな芽だけど希望がまだ残っているように私は思います。
働いている人に優しい元気な企業が最近増えているからです。
よつばちゃんに待ち受けているのはアメリカのような社会なのか、優しい元気な社会なのか、それは今の私たちが頑張ることで変わっていくんだと思います。
私自身ももっと力を身に付けて、元気な職場にしていけたらなあと強く思いました。