会社の教育がもったいない
つい先日上司が言いました。
「うちのチームは教育は受けない方向で!」
「え!?そんなことしちゃっていいんですか?」
「うん、受けちゃうと、行けなかったとき代理たてないといけないし、受けてもどうせ座学で意味ないからね」
「それありますねー。実際に仕事でもまったく活用してないというか出来てません(泣)」
その後、前の上司が申し込んだ教育を受けたんですが、結果は やっぱり座学でした・・。
大学生の時、家庭教師を少しだけやってみたことがあります。
数学を教えていたんですが、生徒のやる気が出せず、失敗してしまったのでした。
今思うと、自分が教えたいことを押し付けて、相手のことをまったく考えなかったことが失敗の原因なのかなと、色々反省・・・。
あれもこれも教えたい、何かを教えたい”what”だけはついつい充実させて、”why”のなぜこれを教えたいか?が抜けちゃっていたのかな。
よつばちゃんがいることで、 「何を教えるか」じゃなくて「こんな目的のために何を学んでほしいか」の「目的」を考えるようになりました。
この前受けた教育も「目的」を特に設定せず、「何を教えるかだけを詰め込んでいたんだと思います。
「図解 資料の作り方 プレジデントムック」や、坪田信貴さんの本、 「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」とコラムの影響が大きいかもしれません。
坪田さんが小さいとき、お母さんに漢字の読み方を聞いたそうです。
そのときに、お母さんはすぐに答えを教えるのではなく、一緒に画数を数えて、漢字辞典で探して・・という、手間と時間をかけた、けれども一生役立つ方法を教えてくれたそうです。
少し前に、お腹が減った人に魚を上げるのではなく、魚の釣り方を教えるべきだ、みたいなことが流行りました。
でも逆に概念的過ぎて私にはいまいち使いどころがよく分からなかったのですが、坪井さんの話を読んで、こういうことだったんだとやっと自分の中ですとんと落ちてきた気がしました。
でも、よつばちゃんに実際に漢字辞典で読み方を探す方法を教えるかどうかはまだわかりません。
たぶん教えると思いますけど(笑)
でも方法をまねても、意味がないような気がして・・。
この目的のためにはこんな教え方が出来る、と私自身が考えられるようになれたらいいなと思います。