「褒める」だけじゃやっぱりダメ。「アメなし」が重要
うちの会社の新入社員のアンケートでは「褒めて伸びる」人が8割くらいいるそうです。
「あ、私と一緒だ(笑)」
と素直に思ってました。
社内外の発表を見に行ったとき、役員や質問者の人のコメントが不思議なことに「褒める」か「当たり障りのない次への提案」でした。
さらにアンケートにも答えたのですが、褒める項目しかありませんでした。
実際に私自身が役員の前でSQC(統計を使って職場を良くして行く活動のこと)の発表したときがありました。
「さまざまな手法を実際に使って勉強になったと思うよ。次はもっとその手法のために仕事をするんじゃなくて、仕事のためにその手法を使って欲しい」
と役員の方に手厳しい内容を言われたんですが、
「え!?それだけ?」
と思ったのも事実でした。
いつも「どこどこが分かりにくい」とか「ここをもっと説明して」とか、どこに問題があるか的確に指摘してくれる役員の方だったので、この辺りでなんだかおかしいなあと思いました。
「アメなし」がないんだとやっと最近気が付きました。
違和感を感じていたのは半年も前なんですけどね(笑)
もちろん「アメなし」は失敗したときに怒るんじゃなくて、どこが失敗した原因なのか指摘すること、叱ることです。
どうやら会社の方針で「褒めて伸ばす」だけをするようになってきているみたいです。
実際に私自身が「アメ=褒める」だけの立場になってしまうと、上の人たちのフィードバックがなくて、逆にどうしたらいいか、どんな方向で行けばいいのか分からなくなるんですね。
褒められて伸びたいけど、「褒める」だけじゃやっぱりダメ、ってことかぁ。
私自身を振り返ると、よつばちゃんに対して「褒める」はしているけど、「アメなし」があまり出来ていないなあと反省。
でも心を鬼にして、最近やっとよつばちゃんを泣く泣く「こういうことは絶対ダメ。それは〇〇するモノだから」と叱るようにしています。
それでも
「ママきらいー」
という言葉にグサッとくるたび、この「アメなし」って合ってるのかなー、違う言い方の方がいいのかなあとひよるのでした。