「パパと私の働く価値観って全く違う!」 またいつもの夫婦ゲンカ
「パパ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど。
私さ、ボランティアとかして、会社では身に付かないスキルを身につけたいんだ。
たとえば、コミュニケーションとか、失敗しながらでもいいから学びたい」
「はあ?なんで?目的は?
目的もなしにやみくもにスキルを身に付けても時間の無駄でしょ。
そもそもなんでボランティア?
家で本を読むとか資格とかでいいじゃん。
中途でコミュニケーションがみんなよりうまいですって人をわざわざ採らないよ、新入社員を育てればいいんだから。
即戦力としては弱すぎ」
「目的は!・・・まだないけど。
本はすでに読んでる。
読んでるからこそ、コミュニケーション能力が大事だって思ったんだよ」
「あとさ、こっちに迷惑かけないでよ」
「!?
それおかしくない?
パパはフルで私はセーブして働いていて、専門的なスキルがなかなか身に付かないのを我慢してる。
じゃあいざ会社が倒産したら?
私はどうするの?」
「会社が倒産するなんて未来を見越せるわけがない」
「そんなの当り前だよ。
誰も知らないよ。
だからこそ、自分のできることを少しずつやってるよ。
仕事で雑用頼まれたとしてもきちんと自分で考えてアレンジしたり、マニュアルを作って私が居なくても回るように努力してる。
それでもぜんぜん甘いかもしれない。
外の世界では通用しないかもしれない。
だからこそボランティアをしようとしてるんだよ」
「・・・ふーん」
「じゃあパパは何がしたいの?
なにか目的があってそのためにはこのスキルが必要で、ってちゃんと考えてる?」
「何にも考えてない!!」
「・・・だよねえ」
「土日くらいは仕事の話をしたくない」
「私も(苦笑)
でも今しかなかったから」
「今日も明日ももう聞きたくない」
「・・・じゃあ私は誰に相談すればいいの!?」
といった感じで最後は夫婦ゲンカしちゃいました。
まあ今なら「パパに相談に乗ってくれてありがとう」って最後に言えば良かったなあって思いました。
「パパと私の働く価値観って全く違う!」って思った瞬間でした。
でも何か自分で動きたいという気持ちはあきらめたくない。
よつばちゃんが生まれたのがきっかけで、地域に貢献したい、よつばちゃんの住む町を楽しい町にしたいと思ったのは間違いないから。